- 上高地梓川の流れる景色
高橋周七先生の研究
研究開発者 高橋周七
我が国は高齢化社会の世界の最先端を歩んでいます。高齢化、超高齢化社会の人々の健康維持、アンチエイジング、そして未病対策は急務です。
人は20歳を過ぎた頃より、衰えが徐々に進み、やがて、坂道を転がり落ちる様に、老化が進行してゆきます。人々はこれを運命と諦めてきました。
私は、原因が無く、突然訪れる結果は決して存在しないと考え、原因の究明に着手してきました。これまで世界の栄養学がコラーゲンタンパク質は無用と切り捨ててきましたが、この無用扱いのコラーゲンが20歳過ぎの健康蘇生には極めて効果的であることを実験で証明して、第48回日本栄養学会総会(1994年)に発表しました。
これを期に、栄養コラーゲンが健康蘇生の蛋白質として、世に知られるようになりました。
次に高橋は、日米共同によるスペースシャトルの無重力実験で、卵の中の鶏雛は重力による力の刺激が加わらないため、骨のコラーゲンが衰えることを証明しました。これも世界初でした。
逆も真なり、力の刺激を与えると骨と筋肉のコラーゲンの再生を介して、骨や筋肉が丈夫になることを遠心力による負荷実験で証明しました。
さらに、飲むことで力の刺激代行が可能な天然素材を求め、中国最古の薬用植物の解説書である「神農本草経」(表 I)杜仲「健筋骨」に関する記述に着目、杜仲葉を飲むだけで運動したと同様に、コラーゲンの再生を介して、骨や筋肉の健康蘇生を証明しました。
1.補中 | = | 肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓、大腸、小腸、胆、胃、膀胱などを補う |
2.無毒 | = | 副作用が無い |
3.強志 | = | 物覚えを良くする(認知予防) |
4.健筋骨 | = | 筋肉と骨を強くする(飲むだけで運動と同じ効果) |
5.益精気 | = | 元気、やる気が出てくる |
6.軽身 | = | 身が軽くなる |
次に、万能薬として有名な高麗人参に関する神農本草経(表ll)「安精神」の記述に着目。身体のみでなく、心も癒し、ストレスもカットする素晴らしさです。
※漢方薬の「杜仲」は樹皮を意味する。葉も樹皮と同等の働きがある事を高橋の永年の研究で明らかにしています。
1.補五臓 | = | 肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓の五蔵を補う |
2.安精神 | = | 心をおおらかにする |
3.開心 | = | 心が前向きになる |
4.益智 | = | 頭の働きを良くする |
5.軽身 | = | 身が軽くなる |
6.明目 | = | 視力を良くする |
7.除邪気 | = | 病を起こす邪気から身を守る |
8.延年 | = | 寿命が延びる |
高麗人参(G)と杜仲(T)を組み合わせたところ、当初想定以上の働きが現れました。
表l 杜仲1−6、および表ll 高麗人参1−8の各項目を組み合わせることで、それぞれが相乗機能を発揮したのです。
★漢方の本場中国の中医師からは高麗人参と杜仲の処方は、中国二千年の歴史で、これまでにない名処方であると称賛をいただき、西北農林科技大学(西安)の外国人として初の名誉教授号を授与されました。
また、コラーゲンの生理機能の新規性が認められ、米国カリフォルニア人間科学大学客員教授として招かれています。
これまでに取得した特許
これまでのGTC関連の美容と体内美容の促進に関する2つの特許と、更にTに関連する特許(日、加、米、豪、仏、英、独、伊の8か国)も取得済み、まさに東洋と西洋の叡智のドッキングの賜物です。